ナイロン弦アコギ モラレス１５０改造品

ゼロフレットであることから１９７０年前後の製造と思われる、ゼンオン・モラレス１５０ ◆ ノーマル状態ではなく改造品ですので、以下よくお読みください。 ◆ スチール弦アコースティックギター（以下アコギという）にナイロン弦を張ったギターです。 ただ弦を替えただけでなく、 ◆ナイロン弦で最適な音が鳴るよう、ブレイシングを改造したものです。◆ ブレイシングの改造内容（音およびトップの振動から改造。結果的に以下の内容になりました。） ・Ｘブレイスの交差部から下の高さをほぼ半分に。 ・ブリッジプレートを小型化。 ・トーンバーをファンブレイスに付け替え。 ・その他のブレイスのシェイピング。 アコギにナイロン弦を張るのが一部で人気があり、 試すだけでなく、細いネックで弾けるナイロン弦を気に入り、ずっと愛用されている人もいるようです。 ですが音の評価をまとめると、「意外といい音だけど音が小さい」・・というもの。 同感ですが、「この弾きやすさと優しい音は捨てがたい」と思いました。 そこで、たっぷりの音量と、心地よい響きが得られるよう上記の改造をしました。 納得の音が得られたものと思っております。 特にナイロン弦アコギをご愛用の方、是非一度試してみてください。 注）トップの剛性が低くなっているため、スチール弦は張れません。ご注意ください。 【諸元その他】 トップ：スプルース合板 サイドバック：ローズウッド合板 弦長：６５４ｍｍ ナット幅：４３ｍｍ（ゼロフレット仕様） 糸巻：中国製新品に交換（操作スムーズ） 調弦時の１２Ｆ弦高：６弦２．９ｍｍ、１弦２．１ｍｍ （ネックヒールに元起き修理に伴うカットラインがあります。） 状態：細かな傷等多数あり年式相応。 弦：ブリッジピンで使えるよう端部にビーズを付けています。 今の弦は古いのでお好きなものに交換してください。（ボールエンド弦が良いかと思います。） ご覧いただきありがとうございます。